
実話がベースの作品です。
強引に引き離されてしまった息子を、50年ぶりに母親が探してますよ。
昔は10代のギャルだった母親も、50年経っているってことで婆ちゃん化。
順当にババ化!
それはジュディ・デンチが演じているのですが。
カワイイというか、何というか…。
すっとぼけとるな〜!
おとぼけさ!!
おしゃべり止まんないし、時々いいボケなさるし。
髪型も、見事なオバハン・パーマがあてられとるしグルングルン、グルングルン!
まーよくいるタイプのオバちゃんなのですがね〜。
ビックリしたのは、突然シモネタを発したシーン…。
突然かましたわい!
内容はキワドすぎて詳しく言えないのですが。
まーアレですよ。
婆ちゃんが昔、男に抱かれたときの話!
現場の詳細!!
そんなシモネタを聞いたボクちゃん、「アワワワワ…」となりました。
心で「婆ちゃん、そんな話はよしとくれ!よしてけろ!!」と叫んだわい!!
シモネタを言うことに、何の抵抗もなくなっているオバちゃん。
ムカつく奴を見たときは「ウ●コ投げたろかいな!」と悪態つくし〜。
とうの立ち方がご立派!
恥らわんの!!
というわけで、オバちゃんには、飾り気のない「キャラ付け」がされておりました。
いい感じにお客の心を掴んでいると思います。
そんな憎めないキャラのオバちゃんに、次から次へと厳しい現実がおそう展開。
ああ、オバちゃんがかわいそう。
オバちゃんミゼラブル!
やっぱ実話は甘くはないわな。
にげぇわな、龍角散みたいに!
最後まで観終わると、普通に感動するのですが。
同時に「へ〜、こんな話が本当にあるんだ〜」と不思議な気持ちになりました。
適度に意外な話。
実話って面白いものですね。
オバちゃんと息子を引き離したのは、修道院のシスター連中。
これがまた、性悪なシスターばかりでこわい!
ボクちゃん、絶対に修道院には入んない!!(←心配せずとも入れてくれません)
もし入るとしたら…アホアホ修道院か、絶対に笑ってはいけない修道院がいいです。(←実在しませんか)
思いっきりキリスト教がフィーチャーされているところも特徴でした。
シスターたちは信仰が厚すぎて、自分たちが子どもを奪い取ることに罪悪感ナシ。
「10代で、男に抱かれる女が悪いから。ワテら全然悪くない。フン」ですよ!
オバちゃんも信仰が厚すぎて、子どもを奪われたのに誰も恨まないし、訴えもしない。
許すことが信仰。
お許しババア!
それはそれで美しいのですが…。
個人的にはイラッとしました。
悪いシスターなんて、ビンタすりゃいいのにさ〜!
そんで四の字固め!!
…そんな感じで〜、宗教は毒にも薬にもなるんだな〜、と思いました。
背中合わせでしたわい、ポイズン&メディスンが。