
観ましたよ「トーキョーグール」だか「サーターアンダギー」だか、「シークワーサー」だか何だかを!
なんと東京に、人間の姿をしていながらも、人間を食べちゃう種族がいるらしいわい。
ガブッと食われちまうんですよ、夜道をブラブラしていると!
藪ん中でブヨにでも咬まれるかのように!!
その恐ろしい種族は「喰種」。
どことなくヴァンパイアっぽい設定ですが、戦闘体制になると背中から触手が伸びて格闘したり、どことなく日本のアニメっぽいデザインになっているのが良い感じ~。
アクション・シーンも絵になってます。
原作マンガもアニメ版も見たことがなかったのですが、今回の実写映画版、とってもオモロかったです。
1人の青年が成長する、立派なダーク・ヒーロー映画に仕上がっていて感心しました。
よ~くまとまってましたよ、こねたうどんのタネみたいに!
作風は「デス・ノート」とか、荒唐無稽な話を若手実力派俳優が演技で魅せるタイプでしょうか。
主人公で、人間と喰種のハイブリット、カネキ役を演じている窪田正孝くんが怪演~。
こんなおかしな役を、よくこなしてらっしゃいます。
我を忘れて、クレイジーなモードになったカネキは、なんだか暴走状態のエヴァンゲリオンみたい。
人間ゲリオンですよ!
演技が激しかったです。
脇役の清水富美加ちゃんの存在感も素晴らしい~。
顔が少年漫画っぽいんだよね~、あの子。
元Winkの相田翔子さんが、おいしい役~。
おしとやかで優しい喰種役ですよ。
見た目といい、声といい・・・。
守ってあげたくなるタイプの怪物。
大人がわいい怪物でした!
そんな喰種たちは、普通の食べ物が大嫌い。
人の目を欺くために、普通の食べ物をイヤイヤ食べるんですよね~、何食わぬ顔で!
不味いのに「うわ~、おいしい~」って言うんですよ、えずきながら!!
そんな、人の裏をかく演技も見どころになっていると思います。
逆・グルメ映画ですよ!
喰種たちが不味そうに食べていたものは、ワテらから見れば、どれもとっても美味しそう。
まずはハンバーグな~。
ただのハンバーグじゃありません、鉄板の上でジュージュー言ってるハンバーグ~!
ありゃ、たまらん。
あのハンバーグ1個で、ボクちゃんどんぶり飯3杯食えますよ。
残ったソースでもう1杯!
ドミグラス・ソースですよ、デミグラスじゃなくてドミグラス!!
あと、脇役の女子がタッパに入れて持ってきた肉じゃがな~。
あれも、たまらん。
冷めてもたまらん!
なんとも、白飯が合う作品でした。