
観ましたよ、「グレートウォール」だか「グレート義太夫」だか何だかを!
なんと、万里の長城を舞台にした、歴史アクション・ファンタジー超大作ですよ。
主題歌が「万里の河」byチャゲ&飛鳥じゃないのが残念~!
主題歌が「万里の河」byチャゲ&飛鳥じゃないのが残念~!
主役はマット・デイモンですが、その他ほとんどのキャストが中国スター。
きっと中国のオールスターが集結しているのだと思います。
中国の「オーシャンズ11」みたいな人たちですよ、多分!
まーね、アンディ・ラウ以外は知らない人でしたけども。
アンディ・ラウといえば、代表作は「インファナル・アフェア」。
「インファナル・アフェア」のハリウッド・リメイク作「ディパーテッド」に出演していたのがマット・デイモンということで。
「グレートウォール」で、ついに2人のインファナル男優が出会った~!
共演場面ではグッときてました。
CG映像をふんだんに取り入れたハリウッド・スタイルの作品ですけども。
セットや衣装のデザインが、いちいち中国っぽくて新鮮~。
万里の長城に仕込まれた、いろんな巨大武器も斬新でカッコいい~。
外壁から巨大ハサミが出てきたときは度肝を抜かれたわい。
外敵をチョキンとチョン切んの、大根でも切るみたいに!
アクションも、いかにも中国ぽいアクロバティックなもの。
何もかも大迫力。
何もかもが怒涛~!
バンジーみたいに、紐1本で壁の上からジャンプして、宙づり状態のまま槍で敵をつつく、という、度胸試しにも程がある戦法にもビックリ。
ジャンプチームは女性のみで構成されていて、たしか「鶴軍」だか「鶴団」だかと呼ばれてました。
とにかく鶴ちゃんですよ!(←片岡鶴太郎かい)
その女子ジャンプチームの戦力は、ほとんど役に立っていないところがせつなかったです。
あの子たちは中国の「スーサイド・スクワッド」でした!
終盤では、主要キャラが、材木と布を組み合わせただけの、雑すぎるにも程がある乗り物で長時間も空を飛びました。
グラグラしっぱなしで、座る場所もナーイ!
「アンタそれ、女性とかおトイレどうすんの?!」と思いました。
ありゃあ漏らすしかないわな、お空の上から!
降らすしかないんですよ!!
監督は、なんとチャン・イーモウなんですよね~。
イーモウ作でいえば「HERO」「LOVERS」方面の演出法だと思うのですが。
エレガントな要素は排除気味。
話の運び方も雑な感じで、派手でテンションが高い場面を次々と繰り出して、今回はライトな客層を狙ってきた感じです。
こんなイーモウは初めてです!
若干の「魂を売った感」がありましたけども。
それでも、西洋の監督には決してだせないデザインセンス、色彩センスがあって良かったです。
この世界観、もっと丁寧に描いてくれたら「ロード・オブ・ザ・リング」みたいなステキなファンタジーになれたかもしれないから、なんだか惜しかったです。
ウィレム・デフォーも出ているのですが。
本当に不要~。
デフォー、不要~!
お名前だけいただいた感じでした。