
お仕事ムービーです。
ヒロインはネットショップの女社長。
ネットで服をさばいてんの!
この店を日本に例えるなら、ゾゾタウンみたいなものでしょうか。
例えるならヒロインは、ゾゾタウンの女?
ゾゾ女?!
劇中、舞台のネットショップ事務所がオシャレで、しかも栄えとる。
大繁栄!
「なるほど。これがネットで儲けた勝ち組の姿かい。いいですよね。フン!」と思いました。(←まずは嫉妬かい)
主演はアン・ハサウェイということで。
同じく主演したアパレル系の映画「プラダを着た悪魔」っぽいフンイキが。
もしも、2作の見分けがつかぬ人から「この映画は『プラダを着た悪魔』ですか?」と聞かれたら。
「いいえ、『プラダを着てない悪魔の方』です」と答えますよ!
「プラダを着た悪魔」と同じく、上司と部下の関係を描いておりますが。
「プラダ」ほどギスギスしとらん。
あそこまで悪魔じゃない。
あそこまでプラダじゃないよ!
仕事で大成功した若き女社長ですが。
働く女性が共感できそうな、庶民的なエピソードがたくさん。
本編時間の中に、細かい事件がギュウギュウに詰まっていて、見ごたえバッチリ。
もはや「お仕事大作」と化しておりました。
とくに、女社長と、ママ友である専業主婦との会話がリアル。
専業主婦が笑顔で、女社長に皮肉を言うんですよね〜。
専業主婦がチクリですよ!
それを女社長は笑顔でかわし、誰もいない場所で「めんどくさ〜」と愚痴。
垣間見たわい、ママ友の闇!
「ママ友の闇」シーンを映画で見ることは珍しいので、「よくやったわな」と感心いたしました。
そして「仕事は孤独」ということが描かれているところが良かったです。
仕事というものは、誰しも1人で戦うものだけど、やっぱり誰かの助けは必要、しかし結局は1人で戦うもの・・・という繰り返しに「そうだよな〜」と思いました。
アン・ハサウェイの部下になるのが、なんとインターン役のロバート・デ・ニーロということで。
爺さんがネット会社で働く、というギャップ・コメディも楽しめますよ。
他のお仕事ムービーでは、新入社員がドジを踏み、クライマックスで巻き返すというのがお決まりのパターン。
そうやって成長を描くものですが。
爺さんはドジ踏まぬ。
そこは年の功。
とっくに成長しきっとるから!
伸びしろなんてありゃしない!!
あらゆる仕事を手際よくこなすのででビックリ。
そこにリアリティは感じませんでした。(←世の爺さんに失礼)
インターンというより執事みたい。
ロバート・デ・ニーロの演技も、執事系男優のマイケル・ケインをほうふつでした。
レネ・ルッソがセクシー老婆!
マッサージ師役のレネ・ルッソ。
オフィスで労働中のロバート・デ・ニーロの肩をもみ、背中をもみ・・・。
やがて尻までもんだわい!
同僚が見ている前でモミモミモミモミ〜!!
よっぽど尻が凝っていたんだろうね。