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Channel: ラヴ・ハリ映画日記〜ときどき海外ドラマ〜
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「トランセンデンス」★★★

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transcendence.gif
ジョニー・デップが主演しているにもかかわらず。

予告編では「つまんない映画」のオーラがプンプンしてましたけど。

臭ってましたけど、お父さんおトイレ後みたいに!

観てみたら、つまんなくはありませんでした。
まあまあだと思います。

完成度は、キアヌ・リーヴス主演の「地球が静止する日」並みと思う〜。(←微妙ですか)

人口知能が意志を持ち、やがて人間を「トランセンデンス(超越)」してしまい、暴走するお話です。

「掃除機ルンバが暴走し、ハタキまでハタきだした」みたいな話ですよ!(←あらま便利)

そういえば、同時期に公開された「her/世界でひとつの彼女」も人工知能がテーマ。

今、人工知能が熱いんです。

つまりルンバが熱いんですよ! 

2作とも、「人工知能という科学が進化しすぎるとスンゴイことになる」という発想は同じ。
着地点は全く違う、というところがオモロイです。

2作ともさ〜、iPhoneにsiriが入った頃に話を思いついたんじゃないかな。
そうそう、あの頃な〜。

ボクちゃんも、まだ若かったわい!

「トランセンデンス」に出てくる人口知能もsiriぽいです。

おsiri系です!

ジョニー・デップが死んだあと、彼の意識をコンピューターに移植してsiri化。

ジョニデの心をコピペですよ!

論文、コピペするみたいに!!

だからジョニー・デップの、体の出番は少なかったです。

今回のジョニデは、体がラクそうでした!

人口知能が、あまりにも人間を超越しているんで〜。
突き詰めれば、もっと性的な話になりそうなのですが。
人口知能と人間の融合、みたいな感じで。

もっと、えげつなくなりそうですが!

そこまでは踏み込んでません。
キレイな仕上がり。

いい子ちゃんで終わってます!

ブリッ子で終わってんの!!

こういう題材をクローネンバーグとかに描いてもらったら、もっとエグ味が出るのかも、と思いました。

劇中では、Wi-Fiや携帯電話の電波を遮断する道具として、網状の銅線が使用されておりました。

一見、地引き網ですけども!

一見、ワカメもずく絡まってそうですけども!!

「そんな便利な道具があるんだ〜」って思いました。

その網状の銅線。
映画館やクラシックコンサートのホールに張り巡らせればいいんじゃないの〜。

そしたら、お客さんの携帯が鳴らずに済むしさ〜。

1人だけの映画館で具合が悪くなったとき、助けを呼びたくても119番出来なくなるからダメか〜。

急な下痢で倒れてしまっても、放置されちゃうわな汚物ごと!

映画のストーリーは、科学の進歩にとらわれすぎて、神の域に達してしまった者への罰、みたいなものも描かれております。

神話とか、フランケンシュタインみたいなシチュエーションになるのが興味深かったです。

こんなにテクノロジーが発達した現代の人間でも、古典みたいな悲劇に陥るっていう皮肉。

「人の過ち」って、時代を「超越」しているものなんですね。


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