
この映画の予告編では、主題歌「Let It Go」が流れてましたけどフルコーラスで!
初めて聴いたときは「へ〜、これがディズニーアニメの主題歌か〜。ふ〜ん」程度に思ってましたけど。
2度3度と聴いてるうちに…。
いつの間にやら、あの曲が頭の中をグ〜ルグル。
空飛ぶとんびみたいにグ〜ルグル!
程なくボクちゃん口ずさんだわい、あの曲!!
なんじゃい、あの曲、クセになる。
サビがたまらん!
♪Let It Go〜、Let It Go〜、ひゃらひゃ〜ららられれれ〜、ですよ!!(←英語が分からんのか)
あの主題歌…魔物だわな!
作品も、よく出来てました。
クライマックスでは「アナ〜〜〜ッ!」って心で叫んだわい泣きながら!
童話と魔法の世界観を取り入れた、伝統的なディズニーアニメの形を踏襲しつつ、適度に型を崩しているところがイイ感じ。
ヒロインが、全く男に頼ってないところが現代的。
男女のラブなんて添え物でした。
男なんて副惣菜!
小鉢なんですよ!!
そんで作風も適度にカジュアル。
まずはヒロインのアナな〜。
お姫様なんですけどね〜。
16歳くらいの活発な女の子。
大事な式典の日に寝坊するというドジッ子!
爆睡ですよ、結構な量のヨダレを流しながら!!
頭髪もバッサバサで…。
あられもないわな!
そんなアナの姿を見た瞬間、ディズニーの「客に共感させてやる。見とれよ!」っていう、並々ならぬヤル気を感じました。
まさに今回のアナは「寝坊して食パンくわえながらの登校途中、角で転校生の男子とぶつかる」みたいな、少女マンガの主人公のよう。
愛されキャラの鉄板!
そんなアナが、姉エルザとの確執に悩んでいる、という基本設定。
「姉の態度がツンツンしとる」みたいな。
「なによ、お姉ちゃん、いつもクサクサしちゃてさ〜」みたいな!
アナが「結婚したい人がいる」と姉に相談したときも…。
エルサは「今日初めて会った男と結婚?!許しません。ホント、アナはネンネよね!」みたいに一喝。
そんなギスギスした姉妹関係のエピソードも一巡したところで、エルサの秘密が周囲に発覚。
ダダ漏れた!
なんとエルサは超能力者。
何でも凍らす雪女!
これは大変。
エルサは美人だけど、凍らす女はモテやすまい。
抱いた男が凍りつく!
抱いてる最中、カチンカチン!!
超能力を持てあます姉を見て、妹のアナが同情する、という展開。
テーマは「お情け」なのでした。
まーね。
若いはずのエルサの声が、若干ババア声だったのが気になりましたけども。
あれは19、20歳の声じゃない。
子どもを2〜3人生んでる声!
アナの声はクリステン・ベルが担当。
この映画、実質クリステン・ベルが主役なんだよね。
今回は、いい仕事なすったよクリステン。
これで日本でも人気が出るといいね、知名度はサッパリだから!
挿入歌は、ほとんどクリステンが歌ってる。
ほとんどの印税は、クリステンの懐に!
主題歌の「Let It Go」を別人に取られたのが悔しいところ。
印税額は多いけど、結局「B面女優」みたいな印象なのが残念でした。