
時代は1960年代。
オーストラリアの先住民族であるアボリジニから歌姫が誕生〜。
ディーバが出たーーっ!
お歌のお上手な3姉妹と従姉妹で組んだユニットが、ベトナム戦地で慰安ライブを行うという、実話がベースのお話です。
ズブの素人からプロのシンガーっぽく出世していくあたり、「ドリームガールズ」をほうふつ。
いなかの「ドリームガールズ」だわな、へき地の!(←失礼)
「ドリームガールズ」同様、この映画の中でもガールズがソウルミュージックをバンバン歌ってノリノリ〜。
ときには静かな曲も歌ってます。
どの歌唱も素晴らしく、ボクちゃん、全ての歌のシーンで涙が出ました。
いただきましたよ、おしめり!
キャラクターにも泣かされました。
一番泣かされたのは長女な〜。
「アタイは恋なんてしている場合じゃない。妹たちを世話しなきゃ」ってタイプ。
「アタイが男に抱かれるのは、妹たち全員が男に抱かれた後でいい」みたいな!
「風呂も残り湯で十分」くらいの勢い!!
そんな恋に不器用な長女が、一生に一度の愛を手にするのか、どうなのか…っていうシーンがグッときました。
ボクちゃん、心の中で「長女よ、男にチュッチュ、チュッチュされるといいね。抱かれるといいね」と拝んでおりました。
そんで涙も出たのですが。
ほぼ満席だった他のお客さんからは、泣いてる気配が感じられず…。
ボクちゃん、心の中で客席に向かって訴えました「アンタらも少しは泣いたら!」と。
「ボクちゃんだけに恥かかすな!!」と。
きっと他のお客さんは、心に余裕があるから、この程度の片思いエピソードでは泣かないのかな〜。
みなさん、抱かれ慣れてんのかな!
長女は、しっかり者なのですが、次女はセクシー担当。
冒頭から寝坊している次女。
夢までセクシーらしく…。
寝言が「チューしてくんろ…」でした!
セクシー・ドリーミンですよ。
お若いわな!!
メンバーの一員の従姉妹は、どうやら白人とのハーフっぽい。
黒人だけど色白、っていう…。
複雑きわまりないお方!
黒人でありながら、J-POPを歌ってしまうクリス・ハートみたいにややこしい!!
しかし、黒人ばかりのキャストの中では良いアクセントになる子でした。
素うどんにかけた、七味みたいなアクセント!
黒人差別が蔓延している時代。
「色白の黒人」っていう存在も、きっと生きづらかっただろうと思いました。
逆に「色黒の白人」っていうのもいるのかな?
「色黒」っつーか。
「地黒」の〜。