
また1人、男運の悪い女を発見。
ダイアナ妃。
アンタさ!
ダイアナ元・王妃の人生後期を描いておるのですが。
皇家を離れたダイアナが恋に落ちたのは、パレスチナ人のお医者さん。
普通のお医者さんですよ。
平凡ドクター!
名前はハスナット?ハスカップ?(←ハスナットです)
ああダイアナ。
そんな男のどこが良い?
その男の魅力が分からん!
医者が住んでいる小汚いアパートで抱かれるダイアナ…。
ちょっと、ちょっと〜。
そのシーツ、ちゃんと洗濯してんだろうね?
こびりついてんじゃないの〜鼻汁!
乾いてガビガビじゃないの〜!?
意外とさ〜、ダイアナも尽くすタイプで…。
あのダイアナ妃が、小汚いアパートで掃除機かけてたし!
皿も洗って立てかけたわい、普通のおばちゃんみたいに!!
尽くしすぎて、お医者の職場に乗り込むし、家から電話もかけまくり。
今度はプチ・ストーカー化!
まーね。
一般的な恋愛シーンには、よくある光景。
ダイアナ妃もさ〜、冠取ったら普通の女なんんですね〜。
この作品に刻み込まれているのは、王妃の生きざまというよりは、恋愛体質女の生きざまですよ、三十路のさ!
そんでお医者は小市民。
所詮は小者!
ゴシップ記事に自分の写真が乗るとビクついて。
腰が引けたんですよ!
アンタ、何を今さら!!
そんなお医者にダイアナが放った捨てゼリフ、「どんな男も私を受け止められない。男なんて皆同じよチャールズも医者も!!」が最高〜。
皇太子も医者も、男として同一目線で見てるところがステキです。
ダイアナが交際する相手は中東系ばっかり。
外人が好みのようである。
ふ〜ん。
マニアだったんだね!
恋も仕事も遊びも、自分のやりたいことはエネルギッシュにこなしてる。
実はダイアナ、イケイケ姉ちゃん!
とくに仕事は慈善活動が中心。
懐が深いよ、イケイケ姉ちゃん!
やること、なすこと全部が雑なんだけど〜、なんだかサッパリした性格だし〜。
世界中の人々に愛されるのが分かりました。
愛されすぎて、注目度も相当。
生きた時代も悪かったのか、パパラッチに追われる姿がホント気の毒。
あんなにサッパリした性格のダイアナも、パパラッチには精神的にまいっていたからね。
そんなこんなで、ラブストーリーの背景には名声と孤独が付きまとう…。
まるで「ベルサイユのバラ」でも読んでいるような感覚でした。
そしてダイアナは突然亡くなるから、話のオチはありませんけれど。
オチが無いだけに、太く短く、記憶に残る生き方をした豪快な人だったんだな、という印象が残りました。
ダイアナを演じているのはナオミ・ワッツですが。
実物のダイアナとナオミが、全く似てナーイ!
そりゃまあ別人だから仕方ないけれど。
まずはさ〜、髪質が違うじゃん。
実物のダイアナは剛毛!
その上、さらにボリュームを出すスタイリングじゃん。
だけどナオミの髪質は細毛だからね。
ボリュームが出んの。
ペチャッとなんの、ペチャパイみたいに!
そこがイマイチでした。(←問題は髪質だけかい)