
キャスリン・ビグロー監督の新作ですよ。
今回、ビグ様が挑んだテーマは黒人差別。
時代は1967年、実際にデトロイトで起きた暴動を描いております。
鑑賞前に本編時間を確認したら2時間半くらいあって・・・。
なんかもう、映画館に行く前から気が重ーい。
脳天に漬物石を乗っけてる気分〜!
しかも、ここのところの寒さでボクちゃんの体調は悪く・・・。
果たして、こんなスゴそうな映画を最後まで見届けることが出来るのか。
ボクちゃん、生きたままラストシーンまでたどり着けるのか?
誰かお助けあれーーっ!!
・・・と、結構な心構えが必要な作品でしたけども。
結果的に素晴らしい出来映えで、観て良かったです。
体調が悪いのも忘れて、作品に没頭してしまいました。
100%黒人目線。
おおむね、白人の警察官が、罪の無い若年層の黒人を脅迫しまくる、という物語。
これが実話ってことに衝撃。
普通に白人警官がサイコ野郎。
入院レベル!
黒人を殺すことしか頭にない、という。
単純!
ホント、普通に恐怖映画を観ている感覚。
簡単に例えれば「ソウ」とか、そんな感じの、普通のショッキング・ホラー映画~!
何か、ドキュメンタリーのような説教臭いもの見せられている感覚はなく、今の若者がとっつきやすいように作られているようにも感じました。
そうすべきでしょうしね。
1960年代あたりのアメリカって、狂っていたんですね~。
こういう作品を観ると、アメリカには行きたくなくなりますね。
劇中の黒人も、完全に白人恐怖症に。
ボクちゃんも白人を見ると、なんか怖くなってきましたよ、テイラー・スウィフトの顔を見ただけでも~!(←大げさ)
劇中での緊迫感は長時間持続してました、効き目が長いコンタックみたいに!
これまで、ビグ様の作品を観たあとに必ず抱いた感想は「信じられない。こんなハードな男らしい映画を、あんな美女が撮ったとは」なのですが。
今回も同じですよ、一字一句変わらん!
やっぱり、あの人スゴーイ。
いっぺんお姫様だっこされてみたいわい!
出演者も、若手の黒人スターを揃えてきましたよ。
広告塔の意味も兼ねているのでしょうが、演技も良かったです。
とくに、新「スター・ウォーズ」シリーズでおなじみのジョン・ボイエガが上手―い。
ちょっとデンゼル・ワシントンみたいなお味。
おデン風味~!
イジメ役を演じたウィル・ポールターが、彼史上ベストの演技を披露。
この子にはアカデミー賞をやってもいい。
更新できたわな、これまでの代表作「なんちゃって家族」を~!
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