
地球にかつお節型UFOが来るお話ですけども。
全体的に、なんともマジメで良い話でした。
感動エイリアンですよ!
UFOが来たら「インデペンデンス・デイ」みたいに地球の国々は結束するのだろうか、「未知との遭遇」みたいに地球人は宇宙人と仲良くなるのだろうか、とか。
過去のUFO大作とは全く違う、現代的な疑問とアプローチが新鮮~。
UFOも宇宙人も、本編が始まって、割とすぐ出てくるし。
待たせないんですよ、エイリアンも吉野家の牛丼も!
若いお客さんも、これならイライラしないと思う~。
主人公は自立した女性言語学者でしたし。
あらゆる点が今ふう。
観る前はアートっぽい作品かな~、と思ってましたけども、観てみたらヒットを狙う戦略性を感じる作品でした。
きっと裏に、すんごいヤリ手が付いてんよ秋元康みたいな!
言語学者とエイリアンの交流手段が「文字」っていうのもオモローイ。
言語学者がエイリアンに向かって、単語を書いたフリップを出すんですよ、クイズ番組の回答者みたいに!
フリップに、マジックで書きましたからマッキーだかか何だかで!!
エイリアンが書く文字は、まるで墨絵みたい。
サラッと達筆、片岡鶴太郎みたいに!
文字っていうか、絵文字っていうか、デザインされたマークみたいなやつでした。
東京オリンピックの、新しいマークっぽいやつ!
この「ビジュアル伝達」も、深読みすれば「スマホ世代」に受け入れやすい描き方だと思いました。
そんな宇宙文字を、学者さんが、みるみる解読するところがカッコよかったです。
頭のいい人ってスゴイわな~、宇宙語も理解できるなんて。
ボクちゃんは日本語すら難しいっていうのに。
ボクちゃんなんて、「新潟」の「潟」の字の仕組みすら分からないのに~!
主演はエイミー・アダムスで、まー難なく演じてらっしゃいます。
実在したらネットで話題になりそう~「かわいすぎる言語学者」とか言われて~。
エイミーと一緒にエイリアンの研究をする役がジェレミー・レナーでしたけども。
ほぼ、役には立ってませんでした。
いっぺんだけ割り算をして手柄を立てたと思いますけど、あれくらいだわな。
割り算大将でした!
フォレスト・ウィテカーも軍人役で出てますけども。
観客をちょっぴりムカつかせるという、おいしい役でしたけども。
「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」での役に引き続き、とりたてて、話題にするほどの存在でもなく・・・。
宇宙映画とは相性悪いのかもよ。