
実話ベースの作品です。
南北戦争の最中、白人と黒人が共に暮らしていたコミュニティが存在したそうですよ。
「へ~、こんな話が本当にあったんだ~」と思わせる系の作品。
「マジっすか?!」系!
主人公のお名前はニュートン・ナイト。
いい響きのお名前ですな~、ハーレム・ナイトみたいで!
まずはニュートンが戦地から逃れて、流されるまま生きていく展開。
時代に翻弄されてるんですよ、ボクちゃんみたいに!
そのうちニュートンは人種混合団体のリーダーに。
のし上がったわい!
社会の荒波にもまれながらも強い意志を貫いたり、差別に立ち向かうニュートンの姿勢は尊敬できるものでしたけどもね~。
行き場を失った弱者に勇気を与えて、自由を掲げて集団をまとめる、と言ってしまえばそうなのですが。
どことな~く、なんとな~く、微か〜にカルト教団みたいなフンイキも。
結局~、自由な国家を夢見たり、自由な暮らしを求めていくと、それはカルト教団に見えてしまうのかな、と、ふと思ってしまいました。
ニュートンも家庭を捨てたり、再婚後しても前妻を近くに住まわせていたり。
敵を殺す場面も、ちょっと態度がコワかったし~。
もしかしたらニュートンさんて、教祖さまっぽい存在だったのかも。
ちょっとした教祖さまですよ、カジュアル教祖!・・・そんなふうに感じてしまいました。
そのあたり、劇中では完全にグレーに描かれておりましたけども。
ボカされてましたけども、モヤッと!
逆に、その点が、このジャンルの映画では珍しくて興味深いです。
むしろ、思い切ってカルト教団として描いた方が面白いような気さえしています。
ニュートン役を演じているのがマコ!(←マシュー・マコノヒー)
南北戦争と黒人差別を扱ったメインテーマといい、人種間を乗り越える役柄といい、完全に賞を狙ってきてますけども。
今回、賞は逃したわな。
逃げられましたわな!
賞にノミネートされるには、マコには大きな見せ場が無かった気がします。
この映画って見せ場があるようで、あんまりナーイ。
マコもキレイなまま。
ヨゴレてナーイ!
「ちょいとマコ。もしかしてアンタ、ラクして賞をもらおうとしてるんじゃ?おすまし顔でもらおうとしてるんじゃ?」とさえ思いました。
やっぱり、マコが賞に食い込むには、本人が主演した「ダラス・バイヤーズクラブ」くらいにやんないとダメなんじゃ?
賞を欲しくば激ヤセしたほうがいいんじゃないの、昔の宮沢りえみたいにさ~!

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