
カンヌ映画祭で監督賞を受賞した話題作を観てきましたよ。
「黒衣の刺客」だか「黒革の手帖」だか「襟川クロさん」だか何だかを!
昔の中国が舞台です。
まずは大自然の映像が美しいです。
空気がおいしい〜。(←死語)
王様の屋敷も広くて清潔。
ブヨ一匹、飛んどらん!
そんでオールフローリング。
ありゃあ、何枚も要るねクイックルワイパー!
そして、いたるところに鮮やかな布がかけてあるというオシャレな豪邸。
夜はキャンドルを焚いて間接照明。
もはやアジアン・リゾートですよ。
窓は開け放しで、暑くもなく寒くもなく、ちょうどいい風が吹き込んで気持ちいい〜。
「ああ、こんなお宿に泊まりたい」と思いました。
電話で問い合わせたかったです「温泉は源泉かけ流しですか?」と!
心地よい時が、ゆ〜〜っくりと過ぎて行き・・・。
眠い!
申し訳ないけど、横になりたい!!
上等な映画と分かっていながらも、眠い作品ってあるじゃないですか〜。
この映画が、まさにソレでした。
そして、セリフ内の人名や地名などが、難しくて読めやせぬ。
まるで漢字ドリル!
なんとか読めた熟語は「仮病」でした!!
・・・そんな難易度の高さも、ボクちゃんの眠気を誘いました。
ボクちゃんのまぶたが、今まさに閉じようとした瞬間・・・。
妻夫木聡くんが出たーっ!
妻夫木くんが走り回るシーンで、少し目が覚めました。
なんと、中国映画に妻夫木くんが出てるんですね〜。
ボクちゃん、妻夫木くんの演技を観ても何も感じないのですが。
中国俳優を相手に、立派に演技をなすって・・・。
努力家ってことは、よく伝わりました。
「さて、妻夫木くんが話す中国語はどんなもんじゃろ?ペラペラじゃろか?」と興味津々で観ていたのですが。
無口なお方!
なんと、ひとっ言もしゃべらナーーイ!!
まー、そういう無口な役でもないと、日本人は起用できませんよね。
しかし妻夫木くんも大変ですよね〜、中国の山奥でロケするなんて。
どうしたんだろうね、便所とか!
大便とかさ!!
ちり紙も無いんじゃないの〜?!(←勝手なイメージ)
主人公は、職業「刺客」の女性です。
トレードマークは黒い服。
メーテルみたいなもんですよ!
たまに戦うシーンがあるのですが、すんごく強くてカッコいい。
もっともっとアクションシーンが観たかったな。
この役は、ひと昔前ならチャン・ツイィーが演じていたのでしょうね。
刺客の女性は「陰娘」と呼ばれています。
読み方はインニャン。
かわいい名前ですけども・・・シモネタっぽい響きだわな!
インニャンが大活躍するのかな、と思ったら、そうでもなく。
話のヤマなし。
そして、まさかの「オチなし」でした。
インニャンと戦っていた、アイマスクの女も、一体誰だったのかサッパリ・・・。
その正体が襟川クロさんだったら、良いオチになったのにな〜。