
エマ・ストーンのことを初めて「カワイイ」と思いました。
不思議だわな、今まで散々見てきた面なのに腐るほど!
エマの持ち味である白い肌と細い腕、そしてデカい目が霊能者という役にピッタリ。
不健康なフンイキがピッタンコ〜!
アンタ、相性バツグン、心霊と!!
1920年代のお洋服もお似合い。
まさにプリティ・霊能者!
言いかえればプリティ・美輪明宏さんですよ!!
エマは、こないだ観た「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」にも出ていて、しかもその演技でアカデミー賞助演女優賞にノミネートまでされた、ってことで。
勢いづいてんよ、この子!
エンジンふかしてんよブンブンブンブン!!
ウディ・アレン作品なのですが。
近年のウディ作品の中では「浅め」の出来かも。
いまひとつピリッとしない。
ベロに来ない!
お出汁が薄すぎかもよ!!
ウディ作品って、役者の「下支え」が不可欠だと思うのですが。
役者の魅力と力量があってこそウディの作品も輝く、というか〜。
今回の場合、確かにエマ・ストーンはカワイイですが、ヒロイン役としてはパンチが足りなかったかもしんない。
エマが霊を感じるシーンとかも「お、おお・・・」と、うめいてカワイイけれど。
迫力があったか、といえば「もうちょい」でした。
もしこの役がケイト・ブランシェトだったら・・・。
人魂を見ただけで「ぬおおおぉぉぉぉ!」と、うめいて痙攣し、白目までむいてくれんのにネ、多分!
そんなエマの霊能力について、「インチキ!」と、いちゃもんを付ける手品師役がコリン・ファースでした。
コリンが冒頭、中国人メイクで手品をするのですが。
つり目のメイクがハマってる。
馴染んじゃったね、キツネ目!
取り憑かれてるみたいだよ、キツネに!!
話の序盤、コリンが南仏に滞在しているエマのところに行く過程が、分かりやすくトントン進んで見事でした。
そのへんは、さすがウディ・アレンの脚本力だと思いました。
そのコリンが、まさかエマと恋仲になりそうな展開にビックリ。
ちょっと、ちょっと〜?!
約30の年の差ですけど〜?!
ツーショットは、援助交際の現場みたいですけど〜?!
ちょっと、ちょっと〜エマ。
ホントにそのジジイに抱かれるおつもりかい!
正気かい!!
その不自然な愛の光景が、作品にハマりきれない原因のひとつかも。
サブタイトルは「ロリコン・コリン」でいいと思う〜。