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Channel: ラヴ・ハリ映画日記〜ときどき海外ドラマ〜
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「藁の楯 わらのたて」★★★☆

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waranotate.gif
ドラクエで、初めて手にする防具みたいなタイトルですが。

タイトルをよ〜く見たら…。

ふりがながふられてんじゃん!

配慮だわな、お子様でも読めるように。

お勉強になったかね、お子様たちよ。

早速取り組みなね、漢字ドリル!

SPが、移送中の殺人鬼を護衛するお話ですが。

殺人鬼を殺した者には10億円あげる、って大富豪が宣言しちゃうんです。

ふ〜ん、10億円か〜。

え〜っと、それはチロルチョコ何個分ですか!?(←出た。貧乏人のお約束、チロル換算)

そんなこんなで、懸賞金目当ての一般人から、殺人鬼を守ることになるSP。

次々と現れる一般の刺客たちを演じているのは、長江健次(イモ欽トリオ)や高橋和也(男闘呼組)っていう…。

ひっそりと、細〜く生きてる人たちですよ。

吹けば飛ぶような芸能人さ!(←イモ欽と男闘呼組に失礼)

そんないたいけな人々を、情け容赦なく仕留めていくSPたち。

とっても複雑な気分。

モヤモヤした気分!

…そんな心の動きがオモロかったです。

マジなお話なのですが。
監督は崇史ってことで。(←三池崇史)

B級っぽい娯楽性にあふれておりました。
楽しかったです。

出演者が大沢たかおや、松嶋菜々子や、岸谷五朗ってことは…。

あんまりね〜、演技はお得意じゃない方々ってことで。(←いやいや、お得意です)

そんなユルめのキャスティングも、堅苦しさを和らげていたと思います。

松嶋菜々子の役がな〜。
超優秀なSPの役なのですが。

凡ミス多い。

ポカ多い!

結構、油断しとる。

まさにアンタが藁の盾女だったわな!

藤原竜也が演じる殺人鬼が、笑っちゃうほど変態で、性根の腐りきった奴でした。
最後の最後までクソ野郎でムカつく〜。

こんな役に、藤原竜也が見事におハマりだよ。

スポーーンとハマったわい、ホールインワンみたいに!

振り切った演技が流石でした。

藤原竜也といえば、10代で「女性100人斬り」を達成なすった伝説の男優。(←AV男優みたいな言い方ですが)

そんなイメージも手伝って、すんなりとムカつく役に溶け込んで見えたのでしょう。(←生意気イメージかい)

大富豪を演じた山崎努にもインパクトがございました。
今どき着物を着ております。

しかも帯とかユルユル!

おかげで着物もダルダル!!

そんで、すんごい勢いで杖をつきながら、ものっすごい千鳥足の山崎努。
キャラが立ち過ぎで、まるでコント…。

もはや出オチ!

そんな山崎努と藤原竜也のご対面シーンはキャラクター祭りのようでした。

ひこにゃんくまモンが出会っちゃった、みたいな!

2人の個性が強力すぎて、もはや主演の大沢たかおの存在感は、風にでも飛ばされて消えてしまいそうでした。

それこそ藁のようにさ。



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