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Channel: ラヴ・ハリ映画日記〜ときどき海外ドラマ〜
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「愛、アムール」★★★

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せつなさ度MAXですよ。

いつもはバカやってるボクちゃんですが。

いっつもバカみたいに、クルクルクルクル踊ってるボクちゃんですが!

今回ばかりはな〜。

真顔で観たから!

ですよ、素!!

号泣するタイプの「せつなさ」ではございません。
パリのマンションにて、爺さんが婆さんを在宅介護するお話ってことで。

人ごとで済まされないせつなさです。

身につまされんの!

ワテらだって、いつか家族に介護が必要になるかもしれないし、自分だって年をとったら介護されるかもしれないしね。

物語をリアルに受け止めてしまい、「人生の終焉って、こんなにせつないの?」とブルーになりました。

ボクちゃんの人生も、絶対にお先真っ暗!

ボクちゃんの場合、老後の資金は大幅に不足。

ボクちゃん孤独死。

ミイラ化、ミイラ化ギャーーッ!!

…そんな重い気持ちになりました。

ふさぎこんだわい!

全編を通して舞台は室内。
ひたすら、真正面から介護生活を追っているのですが。

単調なようで、様々な心のドラマが描かれておりました。
人間の尊厳について、病気への恐怖について、老いることについて、爺さんと婆さんが思い悩んでおるのですがね〜。

爺さんは、愛があるから、どんな悩みも乗り越えようとなさるのです。

男女の愛が完全に仕上がっている。

出来上がってんの!(←酔っぱらいかい)

ホント、爺さんの介護が献身的。
夫婦とはいえ、ここまで付きっきりでお世話するなんて、頭が下がりました…。

ボクちゃん、ひれ伏したわい!

婆さんの症状は悪化の一途。

お水を飲みたがらない婆さんに「飲まんかい。飲まんと死んでしまうやないかバカ!」と言って、つい婆さんにビンタしてしまう爺さん…。

「す、すまん婆さん。だけど婆さん…。(ひょっとしてもう死にたいんか)」って察するシーンも素晴らしくて、愛を感じました。

ビンタ愛ですよ!

ああ、DVがこんなにせつないなんて!!

こんな良い爺さん、めったにいない。

婆さん、アンタ、良い爺さんを捕まえなすった。

良い爺さんに抱かれたよ!

よくぞ今まで抱かれてきなすったよ、何十年も!!

爺さんと婆さんには娘がいるのですが。
「私が子どものころはね、お父さんとお母さんの、夜の営みの声を聞くのが楽しみだったわ」というブキミ発言!

や、やめとくれよ、そんな話。

その盗み聞きは、本国フランスでは当たり前の習慣なんでしょうか。

ちなみに、お父さんとお母さんの、どっちがヒーヒー言ってたかは不明であった。



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